N家と猫のはなちゃんの日常

N家(父、母、息子)の三人が、自分の趣味や日常を綴ります

私の思い出の歌③ 井上陽水を聴く

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私の思い出の歌③ 井上陽水を聴く

 

私は今、音楽を聴くときは、スマホで定額制の音楽配信サービスを利用している。

まさに、先日息子の書いた”サブスク”というやつになるのだろう。

 

テレビやラジオ、街中で気になる曲を聴いたときは、突然なつかしい曲を思い出したときは、検索して見つけ出し、ダウンロードする。

 

一人でいるときは、テレビボードの上にBluetoothスピーカーを置いて、手元のスマホで操作しながら好きな時に、好きな曲を流す。決して大音量とかではなく、BGMとして生活の中に取り入れている。

 

ジム通いは、腰痛も治まったので今も続けているが、ワイヤレスイヤホンは必需品となった。単調なランやバイクの際にはこれが無いとつらい。

 

そんな毎日の中で、最近よく聞くのは井上陽水だ。

 

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ライブが似合う

最近の曲はほとんど知らないが、1970年代頃の曲はだいぶ覚えている。

あのサングラス姿の独特な容姿から想像できないような、ハイトーンで訴えてくる。

 

田舎暮らしで、実際足を運んだことはないが、数名のバックバンド引き連れて、ギター片手に歌いかける。そんなイメージで聴いていた。

 

衝撃的で記憶に残る曲の一つに 

「傘がない」 がある。

彼の作詞、作曲で

 

都会では 自殺する若者が増えている

今朝きた新聞の片隅に書いていた

だけども問題は今日の雨 傘がない

 

行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ

君の町に行かなくちゃ 雨にぬれ

 

つめたい雨が 今日は心に浸みる

君の事以外は考えられなくなる

それはいい事だろ?

 

 

曲の初めに突然「都会では自殺する若者が増えている」と歌い

しかし「問題は今日の雨 傘がない」と「行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ 君の町に行かなくちゃ 傘がない」と語る

 

なんと無関心で無責任で、それでいて共感してしまう不思議なフレーズだ。

こんな詞を書く人は、初めてだった。

えっ?と感じつつ、そうだよね、人生そんなもんかもねと思ってしまう。

 

冷めているのに、妙にやさしい。

やはり彼の作詞、作曲の

「人生が二度あれば」では

 

父は今年二月で六十五

顔のシワはふえてゆくばかり

仕事に追われ このごろやっと ゆとりができた

 

父の湯呑み茶碗は欠けている

それにお茶を入れて飲んでいる

湯呑みに写る 自分の顔をじっと見ている

人生が二度あれば この人生が二度あれば

 

母は今年九月で六十四

子供だけの為に年とった

母の細い手 つけもの石を持ち上げている

 

そんな母を見てると人生が

誰の為にあるのかわからない

子供を育て 家族の為に年おいた母

人生が二度あれば この人生が二度あれば

 

とささやいてくれる。

昔の話で、現在に置き換えれば、10歳はプラスしないとピンとこないが、

なんというやさしさだろう。

 

曲を上げだしたらきりがない、

「夢の中へ」「東へ西へ」「氷の世界」「心もよう」「闇夜の国から」「愛は君」「リバーサイドホテル」…

 

彼を評価しない人たちもいたが、私は好きだった。

今もBGMで聴いている。

最近はたまにテレビに出て、ちょっとおちゃめなところも見せてくれているが、

やっぱいい曲だよ 陽水

 

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父でした。