N家と猫のはなちゃんの日常

N家(父、母、息子)の三人が、自分の趣味や日常を綴ります

ラグビーもまた楽し

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ラグビーもまた楽し

9月20日(金)の日本vsロシア戦を皮切りに11月2日(土)の決勝戦まで、1か月半の長きにわたって、ラグビーワールドカップ2019が国内20会場で開催される。

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何かごつごつした人たちが、ぶつかり合ってるだけで、何が何だか分からない。

何ていう方も多いのではないかと思います。私はスポーツ観戦全般が好きで、一通りのルールは理解しているものが多く、当然競技経験はありませんが、ラグビーもとても好きで、ワールドカップも楽しみにしています。

そこで、この際ぜひ皆さんにもラグビーの基本的なルールをご理解いただき、せっかく日本で初めて開かれる大会ですし、興味を持って観戦していただけるよう記事を書いてみたいと思います。

ラグビーの起源

ラグビーは1823年、イギリスのラグビー校の生徒であるウィリアム・ウェッブ・エリス少年が、フットボールの試合中、ボールを手でつかみ相手ゴールに向かって走り出したことが初めと言われています。(この逸話が正しいかどうかは、はっきりしていないのですが)

その当時のフットボールでは、手を全く使ってはいけないとはされていなかったようですが、皆が足で蹴ってゲームをしているときに、突然手にもって走り出すという、とっぴもない行為がのちにルール付けされ、学校の名前からラグビーという正式な競技になっていったようです。

その話を初めて聞いた時私は、現在のサッカーの起源であるアソシエーション フットボール(直訳すれば組織されたフットボールとでも言えるのでしょうか)から、高校生の自由な発想が、組織の殻を破って新しい競技を生んだということに、とても感動し、共感したものでした。

これだけ知っていればOK 基本的ルール

前に投げない スローフォワード

ラグビーでは、攻撃する際、前に蹴ることは許されていますが、前に投げることは禁止されています。ボールを持って走るか、もしくは走りながら必ず後方にパスしながら相手ゴールラインに向かっていかなければいけません。

前に落とさない ノックオン

パスをつないでいく際、蹴ったボールをキャッチする際、ボールを前に落としてはいけません。落とした場所から敵ボールのスクラム(8人ずつで組み合うやつです)で再開されます。

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スクラム

前でプレーしない オフサイド

ボールを持っている人が、攻撃する際の一番先頭にいなければいけないというルールです。ボールより前にいる人は、プレーに関与することができません。私は勝手に「待ち伏せ禁止ルール」と呼んでいます。

その他、ボールを待たない人にタックルしてはいけない(アメリカンフットボールと違うところ)とか、倒れたらボールをすぐに離さなければいけないとか、いろいろルールがありますが、上の三つを理解していれば、何となくプレーが見えてくると思います。(なぜ試合が止まるの?が少なくなると思います)

 

得点

トライ 5点

敵のゴールラインを越えて、ボールを持ち込みインゴール内の地面にボールをつけることです。

コンバーションキック 2点

トライの後に与えられます。ゴールライン上のH型のゴールポストの間で、横のバーを越えていけばOK。蹴る場所はトライが成立した場所で異なります。

ペナルティーキック 3点

反則を犯したとき敵チームに与えられるキックで(反則の種類によってスクラムの場合も)やはり、ゴールポストの横のバーを越えていけば得点となります。

ドロップゴール 3点

攻撃中に、前進していくためのキックではなく、ゴールポストをめがけて蹴りバーを越えれば得点です。

得点パターンはこれだけです。

ラグビーらしい話

ほとんどの得点の多さを争う競技では、同点の場合延長戦であったり、なにがしかのルールで勝者を決めることになっていますが、ラグビーはそこが違います。

試合は通常、前後半40分ずつの80分で行われますが、ラグビーでは試合終了のことを「ゲームセット」と呼ばずに「ノーサイド」と呼びます。試合が終わったらもう敵も味方もないよということで、延長戦は行われません。トーナメントなどでどうしても勝ちあがるチームを作らなければいけない時は、抽選で決めたりします。

今は違うようですが、以前はロッカールームやシャワールームも分かれておらず、試合が終わればみんな仲間ということなのでしょう、懇親会なんかもするようです。

試合が終わればどっちのサイドでもないよ、ノーサイドだよ。なんと素敵な言葉でしょうか。

終わりに

めちゃくちゃ荒っぽいルール説明になってしまいましたが、少しはお分かり頂けたでしょうか。筋骨たくましい男たちが、試合を見事にコントロールする審判の下、相手に敬意を払いつつ、ぶつかり合うラグビー。面白いのでぜひ観てみてください。

 

スポーツ大好き 父でした。