N家と猫のはなちゃんの日常

N家(父、母、息子)の三人が、自分の趣味や日常を綴ります

私のサラリーマン人生⑤ 転勤 語れない経験

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私のサラリーマン人生⑤ 転勤 語れない経験 息子たちにエールを送ろう

最近は、男の料理シリーズ(?)が圧倒的に多いが、私はこれまで、私の40数年に及ぶサラリーマン人生について、少しでもこれからの若い方々のお役に立つことがあれば、という思いでブログを何度か書かせていただいた。

 

www.hananeko.jp

 そんな私のサラリーマン人生で、経験していないことがある。それは、転勤と単身赴任である。同じ所属間での部署移動や、3か月ほどの長期出張などは経験してはいるが、幸か不幸か、引っ越しを伴うような「転勤」やそれに伴う「単身赴任」などの経験はない。ある程度の規模の会社に勤めれば、どうしても付いてくるそれらの問題(?)。組織の中で自分なりに階段を登っていくうえで、避けることのできない仕組みのようなもの。独り身のうちはまだいいのだが、結婚したり、子供ができたりすると、覚悟はしていても必ず家族を悩ませる出来事。そんな転勤や単身赴任について、私は実体験を伴う、具体的なアドバイスを送ることができない。

 

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私には二人の息子がいる。一人は、今二世代住宅で同居し、この家族ブログの立ち上げを提案し、一緒にいろいろな記事を書いていて、専門商社に勤務する長男。もう一人は、今は東京で家族4人で生活し、技術系の仕事でサラリーマンとして頑張っている次男。

長男は大学卒業後、神奈川県内で二度の転職の後、現在勤める会社に就職し、運良く、自分の育った現在の地方営業所に配属され、10年以上が過ぎている。神奈川からこちらに戻った時には、すでに結婚もしており、長女(私の初孫)も生まれていて、こちらに来てから次女が生まれた。

2歳下の弟は、院を卒業後、現在の会社に就職したが、こちらは完全な転勤族で、最初の赴任地が仙台、その後東京、大阪、そして現在再びの東京と、目まぐるしい生活を送っている。仙台時代終盤に結婚し、最初の東京時代に長男、大阪時代に次男が生まれ、家族4人となったが、まだ子供たちが幼いということもあり、家族で転勤を乗り越えている。

 

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そんな中、まだ正式なものではないが、長男に東京本社転勤の可能性が浮上してきた。今地方営業所の責任者となっている彼だが、後任と思しき人が転勤してきて、上司からも今抱えている顧客を引き継ぐよう指示されているという。この地から東京まで、高速バスを利用して通勤している人も少しはいるようだが、東京での仕事や体力的な事を考えると、無理な選択だと思える。そうなると、通勤可能圏への転居ということになるのだが、長女は中学生となり高校受験を控え、次女も小学生で楽しそうに通学している様子を見ると、震災後建てた今の二世代住宅の一角を空けて、家族で引っ越しというのは現実的ではないのかもしれない。

初めての転勤が単身赴任。上昇志向も強い彼だが、もし彼が今後社内での立場を固めていくとすれば、あと30年以上続くであろうサラリーマン人生を、少なくとも子供たちが独立するまでは、「単身赴任者」として生活していかなければならないのだろう。

自分で選んだ道とはいえ、辞令一枚で家族を含めた人生が変わっていく。やはりサラリーマンはつらい。

しかし、つらいなんて感傷に浸っていられないのも宿命だろう。次男も、これから何度かの転勤のうちには、単身赴任を強いられる時が来るのかもしれない。

私の語れない経験「転勤」「単身赴任」。そんな時、私には何ができるのだろうか?そんなことを考えてしまう。

彼らにエールを送る、そして月並みにはなるが、余計な心配をかけないためにも、ますます健康に留意して、彼ら、そして彼らの家族を後方から支えるために、元気で、それでいて出過ぎず、頑固さを捨てて、いい爺さんにならなければいけないのかと思う。そうだ、いい爺さんになろう。これからも、知識や経験を積むことに尻込みせず、もし彼らから相談を受けることがあれば、彼らの自主性を尊重しつつ、前向きなアドバイスができるよう(別に相談が無ければ、無いほうがいいのだが)私自身も、少しづつでも進歩していかなければいけない。

彼らの人生が、いろいろと変わっていく中、私(爺さん)も変わっていかなければいけない。

 

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一人暮らしのアパート

奥様のいとこの話が、微笑ましくも興味深い。表現に難はあるが紹介したい。

父親(奥様のおじ)の最近の様子を

「昔はすぐ怒って、くそじじいだったけど、最近は”くそ”が取れてじじいになったのよ」

 

いい爺さん目指す 父でした