男の料理番外編　とりあえず道具から

阿部首相が健康問題を理由に退任すると発表した。

私は肯定的な表現で彼の政策についてお話したことは無いが、さすがにかなり健康状態も良くないのだろうと思うと、厳しい言葉で彼を語るには忍びない。

とりあえず、治療に専念し元気になることを願ってやまない。同い年の彼よりは、ぎらぎらすることを願わない、枯れていられる人間として。

男の料理は基本的に、材料であったり、手間であったり、道具であったりを、妥協することを良しとしないのが基本だと、私は常日頃から思っている。

今ある材料で、限られた時間の中で（手間暇をかけず）、今ある環境（道具）で、家族の、仲間の喜ぶ料理を作るのが、できる主婦の力とすれば、男の料理はある意味それとはまるで違う、反対極に位置する所業であると思う。

話は変わるが、私は大阪風の串揚げを家で食べてみたいと、以前から思っていた。

おばばと先日コストコに行った際、入り口付近に積み上げられていたアイリスオーヤマの鍋付き卓上クッキングヒーターを、今年の冬の鍋料理用に買うことにした。去年までは卓上ガスコンロを使っていたのだが、孫たちと食事をしたりする事を考えた時、直火に若干の不安があったこと、清潔で使い勝手が良さそうな事が購入の決め手となったのだ。

購入しようとカートに商品を入れた時から、実は私の頭の中は串揚げのイメージで一杯になっていた。串揚げ用にＩＨ対応の揚げ鍋を買って、絶対にチャレンジしてみよう。

「え～っ？そんなに美味しいものかな～？」おばばのささやきが聞こえてくるが、私は頻度豊かに利用させていただいているアマゾンのアプリを開いて、早々に鍋と冷凍の串揚げセットと串揚げ用ソースを購入していたのだ。

準備万端整えて、調理スタート直前の状況はこちら、