孫と二人でおうち焼肉
孫と二人でおうち焼肉
先週の土曜日、小三の孫の小学校で短縮バージョンの運動会が催された。小学校の運動会と言えば地域の一大行事、両親はもちろんの事、おじじおばばも孫の走る姿や、真面目にお遊戯をする姿に、大きくなったな~とか、えらいな~とか、そんな思いにとらわれる大イベントだった。しかし今年はコロナの影響で、あの楽しみなおじじおばばも腕を振るうお弁当もなく、午前中だけの開催で、家族の応援は両親に限るということになってしまった。
最終盤にめちゃくちゃ盛り上がる全学年での紅白対抗大玉転がしもなく、足の速い子の晴れ舞台、地域対抗リレーもなく、淡々とあっさりと終わったらしい。
コロナが本当に恨めしい限りだ。
そんな訳で孫は、土曜日の運動会の代休でお休みだった。先日お姉ちゃんの誕生会では、下の孫リクエストの焼き肉が主役のお姉ちゃんの反対で却下され、しゃぶしゃぶ大会に決まってしまった。その時へそを曲げてご機嫌斜めの彼女をなだめるためおじじが、二人だけの昼食となる今日、焼き肉にしようと約束したのだ。
焼き肉と言えば、おうちででもお店ででも家族そろってが決まりだったが、今日は孫と私、二人きりでの「おうち焼肉」とあいなった。
買い物は昨日おじじがしてきた。二人分だから少し贅沢しようと、地域のブランド牛である「常陸牛」を中心に国産牛と豚トロ、孫はさほど食べないだろうと野菜は玉ねぎ、キャベツ、ピーマンのラインナップ。ご飯は新米を炊いて準備した。
おじじが焼いて二人で食べる。孫も美味しい美味しいと言って食べてくれた。以外にも玉ねぎが甘くて美味しいなんて予期せぬ発言も。次の機会には野菜をいっぱい準備してもよさそうだ。お肉は全部柔らかく、脂ものっていい感じだったが、孫に遠慮してタン塩が無かったのは少しさみしいおじじだった。
食べきれずに少しお肉が残ってしまったので、今夜おばばに焼いてあげよう。
その孫は我が家の20歳猫、はなちゃんと大の仲良しだ。いつも二階から降りてきては、おばばの部屋で寝ているはなちゃんを抱っこしてリビングに連れてくる。はなちゃんも嫌がるそぶりもなく、静かに抱っこされていて、おじじは少しやきもちを焼く時がある。
彼女は、はなちゃん専属のカメラマンでもある。おじじの携帯やアイパッドを持っては、何枚も何枚もはなちゃんの写真を撮る。それがなかなかいい出来で、おじじが撮るよりずっと可愛いはなちゃんになる。
付き合いは私の方がずっと長いのだが、孫に圧倒的になついているはなちゃんを横目で眺める 少しいじけ気味の父でした