自分に厳しくジム通い
自分に厳しくジム通い。
同居の長男夫婦が通いだし、勧められたたのがきっかけで、今週からダイエット&健康維持&筋力アップを目的としてトレーニング施設に通うことにした。
前々から少し興味もあり、民間の24時間稼働なんて施設も近くにできたのですが、年金生活者としてはハードルが高かった。
通うことにしたのは、この6月に完成したばかりで、歩いて15分ほどのところにある「防災アリーナ」という巨大な建物の一角を占めるトレーニングルーム。
建物の中には、バスケットコート3面がとれ2,500人収容のメインアリーナをはじめサブアリーナ、25メートル温水プール、音楽ホール、会議室、カフェ、そして温浴施設も併設されたトレーニングルームと超豪華版。
利用料もトレーニングルーム+温浴施設で¥540/2時間と割安。
時間をいっぱい持ち合わせている私は、トレーニングルーム+プール+温浴施設を利用でき、時間も無制限な定期利用¥5,400/月の会員となった。
ほかのジムを何か所も見たことがあるわけではないが、トレーニング器具も充実、専門のトレーナーとまではいかないが、インストラクターも常駐していて、相談すれば、その人の目的に合った(例えば ダイエットとか筋力アップとか)トレーニングスケジュールもアドバイスしてくれる上、各器具の正しい使い方も教えてくれる。
オープンしたばかりなので、すべてが清潔。ここまでは何も言うことはない。
ここからは、わが町の行政に少し苦言。
私の住んでいる町は、人口は10万人弱で利根川と太平洋に挟まれる形で細長~い地形の地方都市。臨海工業地帯を抱えていることで、人口の割には税収もあり、それなりに豊かな街だ。
上述の防災アリーナは、国の土木研究所跡地を市が払い下げてもらって、数年前に完成した東京ドーム約4.5個分(210,000㎡)の敷地を有する「中央公園」の中にある。アリーナの延べ床面積は18,575㎡に及ぶとにかく巨大で、そして贅沢な施設だ。
バブルの時代、日本中いたるところで、ある意味想像を超えるほどの巨大施設が建設され、バブルの崩壊とともに負の遺産となり、その地の住民にいろいろな意味で負担を強いてきた歴史がある。
いわゆる「ハコモノ行政」と言われ、批判されてきたものだ。
バブルも遠くなりにけり、なんていわれる昨今。
建設費121億、15年間の維持運営費を含めると171億円にも及ぶ巨費を投じて、人口10万にも満たない、一地方都市が作るべき施設だったのでしょうか!?
こんなことをいまさら言っても、もう遅いですよね。
疑問を抱えつつも、我が身のダイエットと健康維持のため、安くてよかったと思いながら始めたジム通い。
あんな大きなアリーナで何が催されるのか、300名収容と中途半端な規模の音楽ホールは利用者がいるの?心配は尽きないが、閑古鳥が鳴く寂しい公共施設にならぬよう、一市民として、少しでも利用することで貢献できればと自らを納得させる、
父でした。