しばらくぶりの夕飯担当 男と女の間の深い河
しばらくぶりの夕飯担当 男と女の間の深い河
時間をいっぱい持っている、そう父です。
今日は、料理の話をしたいと思います。
以前から、まったく料理に抵抗はなく、いろいろなタイミングで料理づくりに励んだ時期もありました。
奥様が忙しくて、夕飯を作る熱意を失っていた時がありました。
その時は、毎日会社で夕飯のメニューを考え(?)スーパーでお買い物。
中華だったり、洋食だったり、はたまた国籍不明だったり。
出来上がりの総菜を買ってくるのは 男の料理人 としては、許せることではないので、インターネットを駆使して (まあご推察の通り COOKPAD等々ですが)レシピを調べ、それに合わせて材料を調達、お腹をすかせた奥様を横目に、夕食の時間が遅くなることも気にせずに、焼いたり、煮たり,炒めたり。
それは決してつらい時間ではありませんでした。
むしろ、楽しかった!
話は前後しますが、最近奥様がよく話します。
料理は最高のボケ防止になるのよ!
冷蔵庫の中を確認し、そこにある材料からできる料理を考え、時間配分し、手先を使って料理する。
確かにボケ防止にはなりますよね。
ところが私の場合は、残念ながらそれとは違って、まずレシピありき、もしくは自分の食べたいものありきですので、いちいち材料調達が必要になりますから、少し意味合いは違いますかね。
突然ですが。
ここが男の料理と女性の料理の決定的違いかもしれません。
奥様もお客様が来るときや、次男家族が帰省してくるときには、まずメニューを考え、それに合わせて材料を調達したりしますが、普段の夕食では、そんなアプローチはありません。想像するに、冷蔵庫の中を思い出し、そこからあまり時間や手間のかからない、それでいて自分の(たぶん私ではなく)嗜好を満たしてくれるものをその日の夕食としている気がします。
私にとっても、奥様にとっても我が家にいるときの冷蔵庫までの物理的な距離は、まさに等しいのですが、なにゆえか、その 距離感 には大きな違いがるような気がします。
私も小腹がすいて何かないかな~だったり、ロックや水割りのための氷をとるためだったり、冷蔵庫の扉を開けることはよくありますが、
何故か、自分の必要なもの以外の冷蔵庫情報(?)が頭に入ってこない。
多分、奥様は同じ頻度で扉を開けるにしても、私より大量の冷蔵庫情報が彼女の脳に刻まれているのではないでしょうか?
普段の生活、例えば運転中の時、周囲のいろいろな情報を取得する能力が奥様に劣っているとは思いませんが、いやむしろ勝っていると私は思っているのですが、
冷蔵庫は私に入ってこない!?
ここに男と女の大きな違いがるのかもしれません。
男と女の間には暗くて深い河がある♪
こんな歌のフレーズを口ずさみながら(古!)
夕飯作りの苦労話など書こうと思った私でしたが、
冷蔵庫が、深淵な男女間の埋めつくせない溝を思い起こさせてくれたのでした。
お前の脳がたるんでいて、冷蔵庫の中身を覚えていないだけだろう!
こんなことで、物知り顔で男と女を語るな!!
そんな声も聞こえてきますが、
私には聞こえてきてしまったのです。
男と女の間には暗くて深い河がある
だーれも渡れぬ河なれど、
えんやこら今夜も船を出す♪
そろそろ、お買い物に行ってこよ。