男の料理 そしてその後の考察 【そうめん定食】
男の料理 そしてその後の考察
夕飯作りの機会が増えた。
手抜きも多いが一応作っている。
週に一度は本気を出そうと考えて、とある蒸し暑いある日素麺にしようと考えた。
素麺なんて1分ゆでて、めんつゆ準備して、せいぜい薬味でも刻めば終わりでしょ。
何て声も聞こえるが、そこは男の本気の料理。
爺さんしばし考えた。
「天ぷらだ!」
というわけで、天ぷら揚げて、器もきっちり 素麺定食 の始まり始まり。
まずてんぷらの具を決めなければいけない、先日、ありあわせの材料で料理ができない男の悲哀を書かせていただいたが、我が家の奥様の強い指導により、冷蔵庫におられる方々のみを利用することとなった。
- 少し前に川魚店で購入し、冷凍庫の下のほうにいた ワカサギ 君
- 野菜室に行儀よくお休みされていた ピーマン さん
- 同じく 茗荷 どん
- えーい面倒だ マイタケ 人参 ナス ちゃんたち
材料はそろった。
あとは、てんぷら粉に揚げ油そして素麺。
よしこれでいけるぞ。
素人でも上手に揚がる、これが大事。
天ぷらは、カラット これが決め手 !
揚げ油を180度まで熱し、揚げ方はじめ!
最初は野菜さんたちで、生もののワカサギ君は最後に揚げよう。
細かい泡、音が変わった、よしいけるぞ。
パッドに受けて、油をきったら盛り付けだ。
そうそう天ぷら揚げてる間に、そうめん茹でたり、自家製野菜を中心にサラダ、抜け目なし!
(実は、一人ですべてやっているように書いてはいるが、奥様の多大な協力があったのは言うまでもない!!助かったよ~)
話は、本題に戻そう。
盛り付けだ、そしてダイニングテーブルで 新郎新婦の写真撮影⁉
薬味はネギと大葉。ちょっと気取ってバラ一輪(奥様インスタの使いまわし)
素麺とつゆの器、涼し気ランチョンマットは先日 ニトリ で購入(お値段以上♪)
天ぷらのお皿と取り皿は アウトレットの たち吉 の品
サラダ皿は、益子焼か笠間焼? この辺がいい加減。
薬味入れ兼箸置きは、どこだっけやっぱりニトリだったかな~
カブの塩昆布和えの器は、絶対覚えとらん!
以上、これでどうだ。
あ、そうそうめんつゆは今回初めての
美味美味。
でも、こっちのほうが好きかも?
でも天ぷらを揚げると必ず大量になり食べきれない、夫婦二人では食べきれない。
毎回こうなる。
皆様のお宅もそうでしょ?と同意を求めたくなる。
ある意味、同じ過ちを犯し続けて進歩がない。
次回こそは、ととりあえず言って、自らを慰めておこう。
最後に、私は海からもさほど遠くはないうえ、湖が目も前なんて場所で生まれたからか、川の魚も海の魚もみんな大好きな爺さんだ。
以前会社の同僚で、海の漁師町出身(え~い銚子出身って言っちゃえ)の人がいて、
「川の魚なんて臭いし、骨だらけだし、食えたもんじゃない!」
と決めつけて、断言している人がいた。
人はあまり頑なではいけない。
人の話を聞き、うけいれたり、自分の考えを改めたりする柔軟さを失ってはいけない。特に年齢を重ねるとそうなりがちだ。
完全に爺さんになった身の上として、このことを忘れずに生きていこうと、少し癖のあるワカサギの天ぷらを食べながら、肝に銘じた夕飯時であった。
父でした。